土木工事部#06
自然の厳しさと戦いつつ
何もない場所に、道や橋
農地を拓いていく醍醐味!
2013年11月 入社諸橋 司さん| 46歳・入社10年目(インタビュー当時)|
諸橋司さんの業務内容
土木技師をしています。道路や農地、建築物などが安全に使えるように土地を造成し、土台を整える仕事です。例えば、新しい道路を作るために、山を切り開いて土を盛り、アスファルトで舗装できるように土台作りをしたり、排水のために道路の側溝を敷設するのも仕事の一つです。
自然災害を被った土地や道路の復旧作業も行います。現在は福島県で東日本大震災の津波被害にあった土地の復興事業に携わっています。
資格
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一級さく井技能士
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一級管工事施工管理技士
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一級土木施工管理技士
座右の銘
#01震災被災地の水田を整備し直す
復興事業に携わる
前職でも建設土木やさく井の仕事をしていました。土木が好きで、より幅広い工事ができる現場で働きたいという志望があり、NNCが土木分野により力を入れていくと聞いて転職して来ました。今、携わっているのは、東日本大震災時に洗われてしまった福島県の水田の整備で、小さかった区画を大きく作り直す、ほ場整備という工事です。この後さらにパイプラインを埋設して水を送れるようにし、道路を整備して、数年後には大規模農場として使えるようになる予定です。
#02土木は自分が社会に
貢献していると実感できる仕事
土木工事のおもしろさは、何もない、木や草が生い茂っていた場所に、自分が携わった道路や構造物が目に見えて出来上がっていくところにあります。さらに道路、橋、水路などが使われるようになったとき、仕事の意義や貢献度の高さが感じられます。自分の父も土木を仕事にしていて、子どもの頃、ドライブ中の父に「この道、俺が作ったんだぜ」って言われたことがあります。そのときは、だから何?みたいな感じでしたが、自分も今、子どもに「ここはパパが作ったところなんだよ」って同じ事を言ってしまいます。自己満足かもしれませんけれど、社会に貢献することを職業にしていることに、やりがいを感じます。
#03雨に風に寒暖差。
自然環境の厳しさに耐えながら
一方で、土木の大変なところは、自然が相手というところです。雨が降ってしまうと土はトロトロに緩んでしまい、乾くまで下手に触れなくなりますし、台風が来るとなれば工事現場の風対策をしなければいけない。工期を考えると進めなければいけないときに、天候で進捗が左右されるのは困るところです。夏の酷暑、冬の寒さも厳しく、外の仕事は大変です。福島も寒暖差の厳しい土地ですが、出向している福島のメンバーは少数精鋭と言ってもよく、仲良く助け合って乗り切っています。